小児眼科

斜視・弱視について

斜視とは一方の目が常に、もしくは一時的に異なった方向を向いている状態です。視線がずれている方向で外斜視、内斜視、上下斜視に分類されます。原因は弱視や遠視、生まれながらの状態などさまざまです。このため治療法もメガネや目の訓練、手術などさまざまです。

弱視の検査と治療の流れ

1視機能の検査

視力・眼位・立体視などの検査を、お子さんの年齢や状態に合わせて検査をします。

2正確な屈折度数の検査

弱視の原因が何かを調べる時には、詳しい検査をする必要があります。
眼科では調節を一時的に取り除く特殊な目薬を用います。
子供の眼は調節力(眼のピントを合わせる力)が大人の倍以上あるため、通常の視力検査では正確な度数を導くことができません。
そのため調節力を取り除き、本来の屈折度数を調べる必要があります。
当院では、「サイプレジン」という目薬を用います。
この目薬は調節力を約1日~2日取り除くため、お子さんの生活に合わせて予約制で検査をさせていただきます。
目薬が効いている間、全体的に(特に近くが)見にくくなります。また光にあたると眩しさを感じます。この検査を行うことで、お子さんの本来の屈折度数を導き出します。

3検査結果を受けて治療開始(メガネトレーニング・アイパッチ開始)

検査の結果を受けて、メガネトレーニングを開始します。治療の第一歩は正しい度数のメガネを終日装用することです。お子さんにとってメガネはわずらわしいもの。すぐにメガネをはずしてしまいがちです。メガネをかける大切さをお子さんにはもちろん、お父さんお母さんにも説明をして、一体になって進めていきます。
メガネを装用したから終わりではなく、視力が順調に向上しているか定期検査のため来院をしていただきます。
経過観察中、あまり効果が出ていないとき、左右の屈折の差が大きい時はメガネトレーニングに加えてアイパッチを活用します。
視力の良い眼の方にアイパッチをして、治療中の眼のみ活用する方法です。1日何時間行うかは経過を見て決めていきます。

お子さまの斜視・弱視を疑うしぐさについて

遠くの景色(乗り物や動物、アニメのキャラクターなど子供が興味を持つもの)が大人と同じくらい見えているか?片目ずつ隠しても同じように見えているか、嫌がらないか?両目の位置が同じ方向を見ているか?ストロボを使った顔写真の撮影で黒めに反射した光が左右同じ位置にあるか?視線がずれていると思った画像は眼科医へ持参すると、診断の参考になります。

学校健診で、眼科受診をすすめられた方へ

学校での視力検査の結果はA・B・C・Dの4段階評価になります。Aは1.0・Bは0.9~0.7・Cは0.6~0.4・Dは0.3以下を表しています。裸眼視力・矯正視力(メガネ上・コンタクト上)の結果がA以外の場合、眼科受診をすすめられます。 

実際にはよく見えているけれど、上手に検査が出来なかったため結果がよくなかったケースもあります。 

しかし、遠視・近視・乱視の屈折異常によって視力が出にくい場合は、眼科での検査・診察結果で、お子さんにあった治療方針を選択していきます。特に遠視や乱視の場合は弱視と言って、将来の視力に影響を及ぼす可能性があります。 

お子さんが見にくさを訴えていなくても、学校から用紙を配布された場合は、必ず眼科受診をしましょう。 

視力検査の他に、色覚検査を受けたい方は、専門の視能訓練士が担当しますので、一度お電話にてご相談ください。

2003年から小学校4年生での色覚検査が廃止されましたが、近年色覚検査の必要性が再認識されてきています。その理由は将来の就職活動で色覚異常のため進路を変えなければならないケースがあるからです。現段階では色覚検査は任意ですが、一度眼科で検査されることをおすすめします。

 

 

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