中日新聞(2019.4.17付)に掲載された院長の記事になります。
今回のテーマは「目やに」です。
Q.朝起きた時に、よく目やにがついているのですが、
最近いつもより量が多く、黄色くドロッとしたような感じです。
病院を受診したほうがいいでしょうか?
A.通常の「目やに」は目の正常な分泌物や老廃物からできており、
マブタの隅についている程度なら問題はありません。
朝起きた時に目やにが多いと感じるのは、寝ている時には涙が鼻の奥へ流れにくくなるため、
代謝物がまぶたに貯まってしまうことが理由です。
しかし、目やにの量が色が普段と異なっている場合には結膜炎になっている可能性があります。
目やにでまぶたが開かなかったり、黄色や緑色の目やにが出ていたりしたら眼科へ受診することをおすすめします。
細菌やウィルスに感染していたり、花粉症などのアレルギー性結膜炎の可能性が考えられます。
特に「はやり目」と呼ばれる「流行性角結膜炎」は職場や学校で他者に伝染させてしまう可能性があるため、
眼科専門医による確実な診断と的確な治療、生活指導が重要です。